ポツポツと角栓が目立つ毛穴や、白い角栓が詰まった毛穴・皮脂がにじんで開いた毛穴…
毛穴といえど、実は種類はさまざまで、ケアの方法にも違いがあるのをご存知でしょうか?
正しいケア方法をしなければ、毛穴トラブルはどんどん増えていき、ますます厚塗りで隠さないといけなくなってしまいます…
そんなことになってしまわないように、毛穴の種類とその見分け方・効果的なケア方法を紹介!
この記事を読めば、あなたの毛穴に必要なケアが分かります。
【画像付き】毛穴の種類と見分け方
正しい毛穴ケアをするには、まず、「自分の毛穴がどのタイプなのか?」知る必要があります。
毛穴の種類とその見分け方をチェックしていきましょう。
つまり毛穴(白角栓・黒角栓)
つまり毛穴は、鼻や小鼻にできる、白いポツポツのこと。
主な原因は、肌に不要な皮脂や古い角質が洗顔やクレンジングで除去しきれず、毛穴内部で固まってしまうこと。
正しいケアをせず放置すると酸化し「黒ずみ毛穴」に、菌が入ると「ニキビ」に変化します…
まとめ | |
---|---|
特徴 | 白くてポツポツしている |
多い部位 | 鼻・小鼻 |
年代 | 10代後半~ |
肌質 | |
原因 | 洗顔・クレンジング不足、皮脂の過剰分泌 |
つまり毛穴の進化版!黒ずみ毛穴(黒角栓)
黒い角栓が鼻の頭に目立つのは、黒ずみ毛穴です。さわると硬くてザラザラ。
この黒ずみ毛穴は”つまり毛穴(白い角栓)”が、きちんと除去できず肌に放置され酸化、黒ずんでしまうことが原因です。
皮脂分泌の多い10代後半や、20代に多い毛穴トラブル。
まとめ | |
---|---|
特徴 | つまり毛穴が酸化したもので、角栓が硬くて黒い(イチゴ鼻) |
多い部位 | 鼻の頭 |
年代 | 10代後半~ |
肌質 | 脂性肌 |
原因 | つまり毛穴を除去できず、酸化が進んだ結果 |
開き毛穴
開き毛穴は、Tゾーンに多い、丸型の形状した目立つ毛穴のことです。
目立つ原因は、過剰な皮脂分泌によって毛穴が大きく広がるため。
皮脂腺が活発な10代後半から、脂性肌の方に多くみられる毛穴トラブルです。
まとめ | |
---|---|
特徴 | 丸い形状 |
多い部位 | 鼻・頬 |
年代 | 10代後半~ |
肌質 | 脂性肌 |
原因 | 皮脂の過剰分泌 |
たるみ毛穴
主に頬に見られる涙型の形状をした毛穴を「たるみ毛穴」といいます。
たるみ毛穴ができてしまう最大の原因は加齢によるもの。30代前半~40代の方に多い毛穴悩みです。
加齢によって、肌の土台となるコラーゲンとエラスチンが減少。
肌を支えきれなくなったことで、肌の弾力やハリが失われ重力に負けるため、楕円や涙型の形状で見えます。
正しいケアをせずに放置すると、ケアが難しい帯状毛穴(毛穴同士がつながって見える)になってしまうので注意が必要です。
まとめ | |
---|---|
特徴 | 涙型や楕円の形状 頬を指で持ち上げた際、目立たなくなる |
多い部位 | 頬 |
年代 | 30代前半~40代 |
肌質 | 肌質全般 |
原因 | 加齢 |
メラニン毛穴
「角栓が詰まっていないのに、毛穴か黒く目立つ…」という場合は、「メラニン毛穴」です。
このメラニン毛穴は、紫外線によって肌表面にメラニンが過剰に生成され、色素沈着することで引き起こされます。
また、誤ったスキンケア(毛穴パック・触りすぎ)で炎症を起こした肌が、メラニンを多く分泌した場合にもできてしまうことがありますよ。
まとめ | |
---|---|
特徴 | 角栓が詰まっていないのに黒く目立つ さわってもザラザラしない |
多い部位 | 額・鼻 |
年代 | 30代前半~40代 |
肌質 | 肌質全般 |
原因 | 紫外線・皮膚の炎症によるメラニンの色素沈着 |
毛穴トラブルを悪化させる間違ったケア方法
毛穴がつまったり黒ずんで目立つと、テンションも下がるしすぐにでもケアしたくなるもの。
でも間違ったケアをしてしまうと、ますます毛穴トラブルを悪化させてしまいます。
角栓を絞り出す・ピンセットで引き抜く
鏡を見て鼻の頭や小鼻に角栓を見つけたら、「絞り出したりピンセットで引き抜く」方もいますよね。
無理やり角栓を取り除くと、皮膚を傷つけ炎症を引き起こしてしまう原因になります。
さらに、ぱっくりと開いた毛穴に、バイ菌が入りこんでしまい「ニキビができる」可能性も!
酷い時は、肌の修復が難しいクレーターになってしまいます。
オイル綿棒でくるくる
ベビーオイルや美容オイルをたっぷり含ませた綿棒で、鼻や小鼻をマッサージするこの方法。
どんなにやさしくマッサージしても、綿棒の繊維で肌に負担がかかるし、とれなかったらグリグリしたくなっちゃいますよね?
オイル綿棒するくらいなら、ホットタオルでじんわり毛穴を開き、指の腹でマッサージする方が刺激もなくおすすめです♪
過度なピーリング
ピーリングは、スペシャルケアとして週1回程度なら効果的♪
肌に不要な角質や角栓が取り除けるし、お肌の新陳代謝も高まります。
しかし、「つるつるになるから」と毎日ピーリングをしてしまうと、皮膚が薄くなってしまい、ほんの少しの刺激で肌トラブルを引き起こすようになりますよ。
剥がすタイプの毛穴パック
毛穴にこびり付いた角栓を、根こそぎ取り除いてくれる毛穴パック。
面白いくらい取れるし、誰でも一度や二度、経験したことありますよね。
でも、これも毛穴トラブルを悪化させてしまう間違ったケア!
高い粘着力があり肌表面の健康な皮膚も剥がされてしまうため、肌を守るため皮脂が過剰分泌。
角栓がますます溜まってしまうのです。
最近では、毛穴パックの進化版、オロナイン毛穴パックなんてのもあるけど絶対しないようにしましょう。
-
オロナイン毛穴パックは絶対ダメ!恐ろしい理由と正しい毛穴ケアの方法
続きを見る
【基本】毛穴目立ちを改善する方法
毛穴目立ちを改善するには、基本的なスキンケアの見直しが必要!
ポイントである
- 洗顔
- 保湿
- 紫外線対策
を見ていきましょう。
洗顔
皆さんは、どんな洗顔やクレンジングをしていますか?
そもそも毛穴トラブルを引き起こすのは、肌に不要な皮脂や汚れが、洗顔やクレンジングで取り切れていないのも原因の一つです。
洗顔で気を付けたい、ポイントをまとめてみました。
洗顔のポイント
- ゴシゴシ擦らない
- 泡を立てるタイプは、たっぷり泡立てて使用する
- シャワーで洗い流さない
- ぬるま湯ですすぎ残しのないよう、丁寧にすすぐ
「 シャワーで洗い流す」など結構やりがちですが、
水圧が強いため、汚れだけでなく肌の皮脂膜を傷つけ、肌に必要なうるおいを逃がしてしまう原因になってしまいます。
肌が乾燥し、たるみ毛穴にもなってしまうので注意しましょう。
保湿
洗顔やクレンジングでしっかり毛穴の汚れを落とせたら、次に必要なのは十分な保湿です。
保湿のポイント
- 洗顔後、1分以内に保湿
- 化粧水は数回に分けて肌にたっぷり浸透させる
- 乳液、クリームも必ずぬる
毛穴トラブルでお悩みの方のほとんどは、皮脂量が多いため、「化粧水だけで十分」と、乳液をおろそかにしがち。
しかし、乳液やクリームの役割は、肌に補給した化粧水をキープしたり、肌に必要な油分を補給することです。
乳液を使わなかった場合、肌はうるおいや油分を補うため、皮脂が過剰分泌され毛穴を悪化させる原因に繋がります。
紫外線対策
紫外線といえば、シミやシワを連想しますが、実は毛穴にも強いダメージを残すんです。
紫外線には、UV-AとUV-Bがあります。
UV-Aは波長が長く、肌内部の奥深くの真皮層にまで達し、ハリや弾力の元となるコラーゲンやエラスチンを破壊。たるみ毛穴をつくってしまいます。
また、紫外線を浴びることで皮脂が過剰分泌したり、角質が毛穴に溜まってしまうことも…
以下のポイントを抑え、紫外線対策を見直しましょう。
紫外線対策のポイント
- 毎日、日焼け止めを塗る(室内でも)
- 日焼けをしたら、72時間以内に「冷やす・保湿」のアフターケア
- サングラスで目から入る紫外線を防ぐ
- 飲む日焼け止めサプリで、内側から紫外線対策する
【毛穴種類別】効果的なケア方法
毛穴トラブルの種類によって、効果的なケア方法は異なります。
それぞれが、重点を置くべきポイントをまとめてみました♪
つまり毛穴・黒ずみ
ボツボツと目立つ、つまり毛穴や黒ずみ毛穴を治すなら、1番に重要なのは洗顔やクレンジングで”毛穴の汚れをしっかり落とすこと!”
黒ずみ毛穴やつまり毛穴でお悩みの方に、おすすめしたい洗顔がこちら。
- 酵素洗顔
- ピーリング洗顔
- クレイ洗顔
これらの洗顔は、つまり毛穴や黒ずみを分解したり、吸着したり、除去するのにとっても効果的です。
毛穴の汚れや角栓に効く洗顔料について知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
開き毛穴
皮脂が過剰分泌することで目立つ開き毛穴には、毛穴をキュと引き締める効果がある収れん化粧水がおすすめ。
皮脂をコントロールしながら、キメを整え、開き毛穴が目立たない毛穴レスな肌へ導く効果が期待できます♪
収れん化粧水とは
- 皮脂の過剰分泌を抑える
- 毛穴を引き締める
- 保湿用ではない
収れん化粧水には様々なタイプがありますが、開き毛穴をケアしたい人には次の成分が入ってるものがおすすめ。
- 有機酸(クエン酸、タンニン、乳酸)
毛穴を引き締める効果が高いので、開き毛穴を解消できます。
とは言え、収れん化粧水は普通の化粧水と違い保湿用ではないため使い方が違います。
以下の順番で使用するようにしてみてくださいね。
たるみ毛穴
たるみ毛穴をケアするには、ハリや弾力をサポートする成分が配合されたスキンケアを使うの効果的。
ビタミンC誘導体は、紫外線を浴びることでできる「メラニン(たるみ毛穴の原因)」を還元する作用があります。
また、皮膚の奥深くにある真皮層で、肌の弾力に必要コラーゲンを生成を促すため、毛穴の奥からふっくらを湧き上がるような弾力を引き出す効果も。
レチノールは、しわやたるみに効果的な成分。
加齢と共に衰えて乱れがちな肌のターンオーバーを正常化し、肌がうるおいをキープする力を高める効果があるります。
肌がうるおいを抱えこむから、みずみずしくハリと弾力のある肌になれますよ。
メラニン毛穴
メラニン毛穴は、ある程度時間がかかるケアなので根気よく続けるのが大切なポイント!
肌の代謝を上げてメラニン色素を排出する美白有効成分入りの化粧水や美容液がおすすめです。
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- 4MSK
これらの成分は、排出されずに肌の内部にとどまってしまったメラニン色素を、ターンオーバーを活性化させることで排出させる作用があります。
併せて、マッサージを取り入れてあげると、血行が良くなるので肌の代謝があがり、メラニン毛穴が改善していきますよ。
正しいケアで毛穴レス素肌になろう
毛穴の種類に合った正しいケアを実践することで、あなたの毛穴悩みは必ず解消できます。
今回紹介したような、基本的なケアを見直し、効果的なケアで毛穴レスな肌を取り戻しましょう。