【 株式会社 Kids Public】スマホで小児科医に相談「小児科オンライン」事業

活動紹介

 スマホで小児科医に相談「小児科オンライン」事業

■概要

  昨今、少子化が進んでいるにも関わらず、小児科の受診者数は増加傾向にあります。決して重症患者が増えているのではありません。軽症にも関わらず自宅では判断できず、受診に至る患者が増えているのです。

 これは、インターネット上での情報の氾濫などによって、保護者の不安が増幅し、自宅において病院を受診すべきかの適切な判断をしづらくなっているためではないかと考えています。Kids Publicは、この点に課題意識を持ち、「小児科オンライン」事業を開始しました。

 軽症で不安を抱き病院を受診する母親がいる一方で、不安を抱えたまま子育てを続けている母親もいます。大きな不安を母親が一人で抱え込むことは、最悪の場合、子どもへ手をあげてしまうことにも繋がります。こうした子育ての状況に対して、病院で待っているだけではなく、スマートフォンという母親にとって身近な接点を活用することは、子育ての孤立を防ぎ、母子の健康に寄与できるのではないかと考えています。

 小児科オンラインでは、0歳から15歳の子どもを育てている方を対象にサービスを提供しており、利用者の方は、スマートフォンを使い、家にいながら子どもの健康や子育てに関する疑問・不安を小児科医に相談することができます。「夕方から急に熱が上がってしまったが救急外来を受診するべきか。」「腕の湿疹が続いていてずっと治らないが、皮膚科に行くべきか。」「同じ月齢の子は単語を喋り始めているのに、うちの子はまだ喋らない。発達が遅いのか。」など様々な相談に対応しています。

 実際に病院に行き診察を待つのは負担も大きいですが、小児科オンラインは家にいながら利用できるため、気軽に相談を行い、不安を軽減できます。また、LINEやSkypeで、子どもの動画や写真画像を小児科医が確認できるため、品質の高いアドバイスを受けられます。

■成果

 具体的な成果として、本事業を導入している健康保険組合の例をご紹介します。この健康保険組合では、3ヶ月間で60名の方が小児科オンラインを利用しましたが、その中で相談後に結局不安が増し、夜間外来を受診した方は0名でした。このことから、サービスの利用を通じて、疑問・不安の解消ができていることが示唆されました。そして軽症受診の減少は医療費の適正化にも繋がります。実際の利用者の方からは「インターネットを見るとかえって不安が煽られることもあるのですが、お医者さんにアドバイスをもらえるので、落ち着いて様子を看ることができ、焦って救急に行く事がなくなりました。」といった声をいただきました。

 今後も健康保険組合、企業、自治体などと提携しながら積極的にサービスを展開し「子育てにおいて孤立しない社会づくり」を行なっていきます。また、多く寄せられる相談内容については、小児科医が記事としてまとめ、情報発信を行うことで、単に相談に対処するだけではなく、ユーザ側からの相談を、次の子育て世代への知見として活かしていく取組としていきます。

■URL
小児科オンライン