【NPO法人 女性と子育て支援グループ・pokkapoka】妊婦・乳幼児世帯のひきこもり予防事業(Drop in Lunch)

活動紹介

妊婦・乳幼児世帯のひきこもり予防事業(Drop in Lunch)

■概要

 昨今の望まない妊娠・ひとり親の増加、子育て世帯の貧困率の増加、所在不明児童の存在などを背景に、妊娠して出産しても子育て広場などに出てこない、出てくることができないハイリスク世帯は増加しています。そのため、必要な支援や地域とつながることができず、ひきこもりがちになったり、虐待等へ発展している現状があります。

 女性と子育て支援グループ・pokkapokaでは、ハイリスクと思われる妊娠中から子育て世代(主に乳幼児世帯)と食事を共にすることにより、地域や支援につなげていく活動「Drop in Lunchi」を大阪市東淀川区で実施しています。

 Drop in Lunchiの対象者は、ハイリスク妊婦・親子(助産師の養育支援家庭訪問、東淀川区保健福祉センター保健師、東淀川区役所子育て支援室からの紹介等)で、招待状を手渡しあるいは自宅へのポスト投函によりアウトリーチでの招待をしています。そして、招待した方を対象に、昼食(弁当や調理)を共にしながら話したり、季節の手作り等を楽しみ過ごします。

 自宅から出てくることが難しい対象者には、迎えに行ったり、待ち合わせをするなどして参加を促すことも行っています。

 特定非営利活動法人として活動をして13年目を迎え、妊娠期(助産院)から子育て期(おやこひろば・保育ルーム)の地域で暮らす立場で安心して子育てができるように、サポートする側とされる側が協力し合いながら活動しています。

■成果

 本事業は、平成26年度に東淀川区の「社会的問題解決に向けた区民提案型事業」としてスタートし、参加した対象者の定着等の成果がみられたため、その後も引き続き医療機関、母子生活支援施設、区役所などの連携を図りながら実施をしてきました。平成28年度は計12回実施し、参加者は128名となり、「ここに来ると一人ではなく、『みんなで育児をしている』ような気持ちになり気が楽になり、楽しいです」、「毎日イライラするようになってきたので、ここにこれて嬉しい」との声が聞かれ、さらに、こちらからの情報提供により、実際に行政にSOSを出せた方や、地域の子育て広場に参加できるようになった方もいらっしゃいます。

 今後は、現在参加している方たちへの次の場所を提供することを目指し、この取組の場で手作りしたものを法人内のバザーで販売するなどして、地域とのつながりづくりや社会参加できるような仕組みを作っていきます。また、新しい対象者をさらに増やすと同時に、地域の民生委員等とつなぎ、自分の生活しているコミュニティでのつながりづくりにつなげていくことで、子育ての困難感を軽減したり、地域で子どもを育てていく意識を高めていこうと考えています。

■URL
NPO法人 pokkapoka