【CI Inc.】日本初の病児保育プラットフォーム事業「あずかるこちゃん」

活動紹介

共働き・核家族化の進んだ日本において、子育てをしながら働く上で最も困ることは「子どもが急病になった時の仕事の調整」であり、今なお解決できていない課題です。その一つの解決策が「病児保育」施設の充実です。

病児保育施設は、施設数、利用人数共に増加しており、平成28年度は1,515施設、年間延べ利用人数64万人と拡充してきています。しかし、施設の平均利用率は35%と低く、まだまだ利用できる枠が残っています。そして、潜在ニーズは10倍以上と高いにも関わらず、利用者が少ないのは電話予約に代表される「利用しづらい仕組み」が原因です。

「こどもの急な病気で職場を休むことが増え、退職を選択」する女性は少なくありません。ぜひ「病児保育」がもっと使いやすくなり、仕事をしながらでも、安心して育児ができる社会にしたいと考え、病児保育プラットフォーム「あずかるこちゃん」事業を開始しました。

対象者は、病児保育を利用できる主に生後6ヶ月の乳児から小学校6年生の児童までです。(市区町村によって対象年齢が異なります)

「あずかるこちゃん」には3つの機能があります!

予約画面:1回の予約で、優先順位をつけ何施設でも予約可能、当日のキャンセル状況によって、より希望の(一般的に自宅により近い)施設とマッチする

①情報のデジタル化、②オンライン予約申込、③施設・部屋とのマッチングです。 

利用者の方は、スマートフォンでLINEもしくはWebサービスから「あずかるこちゃん」にアクセスし、利用登録および情報の入力を行います。実際に、こどもが病気になり、予約申込をする際には、自宅付近の病児保育施設の空き状況を確認し、予約を行います。1回の予約で複数施設を予約可能ですが、優先順位をつけるため、ダブルブッキングにはなりません。

たとえ、第1希望の施設が満室であったとしても、30-70%と病児保育は高いキャンセル率であるため、当日朝に利用できる可能性があります。もし、上位の希望施設でキャンセルが出て、下位の希望施設ですでに予約確定していた場合には、自動的に確定していた施設はキャンセルとなり、キャンセル待ちの他の方が利用できるようになります。

さらにオンライン問診により、部屋割りを行います。

予約時の部屋割り機能により、隔離が必要な「インフルエンザ・水ぼうそう・おたふくかぜ」などに対応する部屋の有効利用ができます。つまり、同一の隔離対応疾患を地域のある施設に集約し、最適化を目指すことが可能となります。

施設単位ではなく、エリア単位でのマッチングであること、オンライン問診により、病児の状態により施設の部屋とマッチングする仕組みは革新的かつ病児保育の現場を改善すると認められ、ビジネスモデル特許を取得、2018年度のキッズデザイン賞を受賞いたしました。また病児保育協議会の全国大会でも2年連続発表させていただきました。

仕事をする保護者が安心して育児を行える社会を目指して

現場の病児保育20施設と100人以上のお母さんの声を反映し、システム開発を進め、現在大田区の1施設で実証検証を行っています。9月は4施設、10月は20施設と検証を広げ、12月に全国の施設で使っていただけるように準備を進めています。

病気のこどもを保護者が仕事を休んで不安な中ケアすることは選択の一つですが、医療者がいて、こどもが安心してケアと保育を受けられる「こども支援」を行う病児保育施設という素晴らしい社会資源が活用され、仕事をする保護者が安心して育児を行える社会になるように事業に取り組んでいきます。

【URL】
あずかるこちゃん
取組概要「日本初の病児保育プラットフォーム事業「あずかるこちゃん」」