【特定非営利活動法人 新座子育てネットワーク】支え合いの子育て なかまほいく

活動紹介

①取り組みの背景と実績

2004年から埼玉県新座市で地域子育て支援拠点事業に取り組む中で、乳幼児を在宅で子育てする親の困りごととして、必要とする一時保育が利用でき、一時保育の供給量不足の不満が年々高まっていた。

そこで2011年に、親同士による新しい共同保育のプログラムを開発する案が法人内で提起され、埼玉県地域課題解決型協働事業に応募。研究者や専門家、実践者らの協力を得ながら、支え合いの子育ての仕組みづくりとしての「なかまほいく」事業を開発した。

その後、エビデンス調査も行いながら、埼玉県・東京都・赤い羽根共同募金などの助成を受けて、同様の課題を抱える全国の子育て支援団体へ「なかまほいく」の普及に取り組んだ。これまでの13都道府県96団体による「なかまほいく」の実践により、乳幼児子育て家庭の支え合う力を顕在化させ、親たちのストレングスを引き出し、エンパワメントするピアグループも各地で育成された。なかまほいくの実践と普及を通じて、子育て家庭の孤立化を防ぎ、児童虐待の要因となる不安や負担の軽減を図り、当事者が主体的に支え合う地域子育てを形成し、親子の健やかな成長を見守り育もち生き作りに貢献している。

②「なかまほいく」の目的

●親:孤独・孤立からの解放。リフレッシュでゆとりづくり。児童虐待予防。親としての気づきと学び。エンパワメント。
●子ども:少子化で得にくくなった子どもの集団体験と共育ちによる成長。他者との信頼関係づくり。母子分離の慣らし。
●地域:親による保育課題の解決。子育て共助の地域づくり。主体的なピアサポートグループの育成。

③「なかまほいく」参加対象

:主に在宅子育て中の乳幼児親子

④「なかまほいく」実施方法

子育て支援を実践し、なかまほいくについて学んだ団体等が主催者となる。
●活動内容:1回2時間程度、週1回×10週=10回連続講座。「親子一緒の時間」「預け合いの時間」で構成。活動内容は親たちが主体的に企画し、「預け合いの時間」で半分の親が子どもを集団保育し、残り半分の親がリフレッシュの活動などを行う。
●会場:地域の公共施設
●実費程度の費用を主催団体が徴収して運営費に充てている。

⑤成果

●「なかまほいく」に参加した親子は、全国で延べ43,858人と、4万人を超えている。(2018年3月現在)
●「なかまほいく」に参加した親子のすべてが、「全国に普及してほしい子育て支援の活動」と回答(2013年調査)
●「なかまほいく」は13都府県96団体に普及し、支え合いの子育てを地域に広げている。
●「なかまほいく」終了後、参加者たちによる子育てサークルやピアグループが誕生している。
●これまでマスメディアに取り上げられている。
●最新のエビデンス調査の件(なかまほいく参加動機の参加前後の比較)を下記に掲載。

⑥今後の展開

参加者たちの支持に応え、地域子育て支援の基本的なプログラムとして、なかまほいくを、多くの自治体で実施されるよう、普及していない34道府県への普及に努めたい。

■URL
NPO法人新座子育てネットワーク
取組概要「支え合いの子育て なかまほいく」