ママのための食事BOOK

日々の大切な食事。ママになると、お腹の赤ちゃんの為に、食事のことを見直す方は多いのではないでしょうか?

食事はママの体の為にも、赤ちゃんの為にも非常に大切。正しい栄養を無理なくとって、健やかな毎日をおくりましょう。

この特設ページでは、食育に関するクイズや栄養士さんからのアドバイスを紹介しています。
さらに、詳しいコンテンツをまとめた冊子は無料でダウンロードが可能です。

食育クイズ

葉酸摂取について、知っていますか?クイズは画像にカーソルを合わせると答えが表示されます

 

専門家インタビュー


池田 智明(いけだ ともあき)先生
「コウノトリの里」として有名な兵庫県豊岡市出身。現在、三重大学大学院医学系研究科 臨床医学系講座産科婦人科学教授。三重大学医学部付属病院 副病院長。

▼産婦人科医として最近問題だと感じていることはありますか?

最近赤ちゃんの出生時の体重が減ってきていることです。30年前の出生体重の平均が3.2キロであったのに対し、今は3.0キロ。先進諸国で出生体重が減っているのは日本だけです。なぜ200グラムも減ってしまったのか。

それは、晩産化により帝王切開が増えてきていることや、糖尿病などを持っている妊婦さんも増えてきていることが原因として考えられます。

しかし、これでは減った200グラムのうち、40~50グラム分しか説明できないようです。他に大きな要因は何かと言うと、女性の痩せの問題です。日本人の女性は昔よりも身長が伸びているのにも関わらず、体型を気にして摂取カロリーが少なく、体重は増えていません。胎児は母親の栄養をもらって育ちますので母親が必要なカロリー、栄養素をとることが必要不可欠です。急激な体重減少は、妊娠中の異常もそうですが、月経不順や骨粗鬆症にもつながってしまいます。骨というのは若いときにしっかり整えて、閉経後、おばあさんになってから徐々に減ってくる。若いときの蓄えがなければ当然減ってくるので。今の若い人の痩せの問題は、更年期・老年期の骨の健康にも影響してくるのです。

▼妊娠を希望する場合、生活のなかで気をつけるべき点はありますか?

健康な赤ちゃんを産むためには、特に鉄分、カルシウム、たんぱく質といった栄養も必要です。鉄分は日本人女性に不足しがちで、必要な摂取量の半分しか摂取できていないというデータもあります。お肉、ほうれん草、ブロッコリーといった鉄分を豊富に含む食材を積極的に食べるとよいと思います。

また、カルシウム、たんぱく質といった栄養素は、赤ちゃんの体をつくっていくために必要な栄養素です。不飽和脂肪酸を含むお魚も体に良いですよ。妊娠を計画している方には、葉酸も神経管閉鎖障害発症リスク低減のために大切な栄養素です。バランスのよい食生活に気をつけて、葉酸のように食事から十分に摂りにくい場合は、サプリメントを上手に利用することも良いでしょう。

そして、最近若い女性の喫煙率が上がってきているようですが、喫煙は百害あって一利なし。ニコチンを摂取することで血流が悪化し、胎盤の機能が低下してしまうことにもなります。胎盤の状態は赤ちゃんに直接影響を与えてしまうので、喫煙することは、赤ちゃんの発育にも大きく関わってきます。喫煙されている方はすぐにやめましょう。受動喫煙も有害です。受動喫煙は、脳性まひや乳幼児突然死症候群にも関係があるといわれています。

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妊娠中・産後のママのための食事BOOK
妊産婦のための食生活指針 ―「健やか親子21」推進検討会報告書― (平成18年2月)