腸閉塞とは、腸の動きが悪くなってしまったり、腸の一部が狭くなってしまったりすることによって、腸に内容物が詰まってしまう病気のことです。
お腹が張ってしまったり、激痛が走ったり、嘔吐をしたりします。
腸のつまりがひどい場合には、便の臭いのする嘔吐物を吐き出すこともあります。
「便がただ詰まっているだけでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、腸閉塞によって死に至る場合もあるので、大変怖い病気のひとつです。
便秘によって起こる
では、腸閉塞の原因とは一体何なのでしょうか。
腸閉塞にも様々な種類があるので、その種類によっても原因は異なることがありますが、便秘が腸閉塞の原因になることもあります。
便秘が何日も続いて腸が詰まることによって、腸閉塞が引き起こされるのです。
2週間便秘が続いてしまうと、腸閉塞の可能性が高いといわれています。
また、便秘になりがちな方で、「また便秘か」くらいで放っておく方もいらっしゃいますが、1週間便秘が続いた場合には、病院に行って便を出した方がよいでしょう。
腸閉塞になりやすい便秘とは
便秘の中でも、腸閉塞になりやすい便秘というものがあります。
それが、便がカチカチに固まってしまって出ない便秘です。
水分が不足している場合や、腸内環境が悪い場合に怒るといわれています。
便が黒っぽい場合には、便が中で腐敗してしまっている状態なので、腸閉塞の危険性があるため、病院に行った方が良いとされています。
ひどい場合には、便というのは腸の中でコンクリート並みに固まってしまうことがあるというほど、実は便秘というのは怖い症状でもあります。
便秘による腸閉塞の場合、痛みが突如襲ってきて、我慢することのできないほどの激痛が走ります。
その状態で嘔吐することもあります。
便秘による腸閉塞にならないためには
便秘による腸閉塞というのは、予防をすることができます。
便秘にならないように気を付けるということです。
普段から便秘になりやすいという方は、自分の便がどういう状態なのか、どういったときに便秘になりやすいのか、しっかりと把握することから始めましょう。
水分量や食事に気を付ける
便秘気味の方が便秘を予防するためには、水分量や食事に気を付けることが大切です。
野菜を食べることを心がけたり、オリゴ糖やヨーグルトを食べたりして、腸内環境を整えるようにしましょう。
寒天やこんにゃくも良いとされています。
また、納豆も水溶性食物繊維であることや、納豆菌がお腹に良いということから、推奨されています。
さらに、一般的に水は1日1リットルが良いとされていますが、便秘気味の方は1日1リットルから2リットル飲むのが良いとされています。