生まれてこの方、便秘になったことがないという方は、ほとんどいらっしゃらないことでしょう。
男性の方でも、女性の方でも、どんな人でも一度は経験があるというのが便秘です。
しかし、男性と女性を比べてみると、女性の方が便秘になりやすい傾向にあります。
女性が便秘になりやすい4つの原因
その原因として、4つのものがあります。
ホルモンが影響している
1つ目の原因は、女性ホルモンが影響しているというものです。
女性のからだは生理周期によって、毎日変化しています。
生理前になると、必ず便秘になってしまうという方も少なくないのではないでしょうか。
その理由は、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが関係しているからです。
生理前になると、黄体ホルモンが分泌されるようになります。
黄体ホルモンには、大腸の蠕動運動を弱めてしまう働きがあります。
そのため、上手く排せつをすることができずに、便秘になることがあります。
また、黄体ホルモンにはからだに水を貯める働きがあります。
そのため、便が硬くなりがちになってしまい、便秘になってしまうことがあります。
ダイエットが影響している
2つ目の原因は、ダイエットをしているのは女性の方が多いということです。
自分の体型や体重を気にして、年中ダイエットをしている女性も多いのではないでしょうか。
短期間で体重を落とそうとすると、どうしても食事制限をせざるをえなくなってしまいます。
油分を極端に減らすという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、極端に食事の量や油分を減らしてしまうと、大腸の動きが鈍くなってしまいます。
そのことによって、便秘を引き起こす原因をつくってしまいます。
筋力が低下している
3つ目の原因は、筋力が低下しているということです。
男性と比べて女性の方は筋肉がつかない傾向にあります。
そのため、運動不足になってしまうと、あっという間に筋力は低下してしまいます。
大腸は筋肉です。
そのため、筋力が低下してしまうと、蠕動運動の力も弱くなってしまうので、上手く排せつをすることができなくて、便秘になってしまうということがあります。
便意を我慢してしまう
4つ目の原因は、便意を我慢してしまうということです。
女性は男性と比べて、便意を我慢してしまう傾向にあります。
人前では恥ずかしくてトイレに行くことができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、便意を我慢し続けてしまうと、便意を感じるセンサーが狂ってしまい、便意を感じにくくなって便秘になってしまうことがあります。